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 応募レコード付レシート[日本経済新聞 2003/2/26]

 

 レシートに書かれたIDを携帯電話に入力して、インターネットに接続すると当たり外れが瞬時に結果が分る。こんなシステムを、ファミリーマートと携帯電話向けコンテンツ大手のサイバードが開発した。

 従来のように応募シールを貼って応募するといった方法と比べると、手間が大幅に省ける。キャンペーン対象の商品を購入すると、メールアドレスとIDが印字されたレシートが出てくるという。

 アサヒ飲料がこの仕組みを採用し、缶コーヒー「ワンダ」を買うと1500人に2000円分の金券が当たるキャンペーンを全国のファミリーマートで始めた。

 

 ●一言ワンポイント

 サイバードは世界の企業が注目する携帯電話向けコンテンツの開発会社である。こういった会社が次々と出てくるようになると、ガラリと経済環境も変化するだろう。

 ただし、従来の応募シールを貼って応募する方法と比べると大幅な手間が省けると考えているようだが、この点については注意が必要である。なぜならば、手間が省ける分、認知度が激減する可能性もあるからだ。認知度が減るということは、応募数も減る。こうなると結局何の為にキャンペーンをやっていたのかが不明確になってしまうのだ。

 また、携帯電話で応募したりするのを面倒がる人や不安がる人もまだまだ多いのが事実だ。また、応募シールを集めるから面白いと考える人もいるだろう。このようなスイッチングコスト(応募シールから携帯方式に変えたために発生するコスト)も考えなければならない。このような統計をとっていくことで、これから同じような仕組みの開発に活かせるはずだ。

 以前、ITバブルの頃、アマゾン・ドット・コムのようなインターネットショッピングが登場すると、既存の本屋は潰れるだろうと予測された。しかしそんな事は全くなかった。同じように、新しい応募方法が誕生したからといって、従来の方法(ここでは応募シール)が無くなるかといえば「?」である。この答えは、人間は必ずしも合理的に行動するとは限らないということだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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